思いを乗せて(2008年03月02日)

浜田 かおり (ハマダ カオリ)
経済学部公共経済学科
第47回「女子大生が行く!!湯めぐり探検隊in多摩」番組プロデューサー

私のゼミ生活も終わりに近づこうとしていた。卒業制作として取りかかった第四七回多摩探検隊。これが私たちの三年間のゼミ活動の締めくくりとなる。そのため、自分の中で初めから思い入れはかなり強かった。そんな作品のプロデューサーを自分が担うことは、荷が重すぎるのではないかと、多少の不安はあった。しかし、この作品にかける思いは4年生みんなも同じであり、今回の制作は今までにない雰囲気で、プロデューサーとしてはとてもやりやすかった。
 誰か一人が頑張るのではなく、全員がそれぞれの持ち味を発揮して制作した今回の多摩探検隊。技術的な面だけでなく、場を和ませたり、全体のモチベーションを上げたりするといった点でもそれぞれの能力が存分に発揮された。夜中に眠い目をこすってパソコンに向かうディレクター。それを見守り、眠くならないようにと盛り上げ、アドバイスする仲間たち。時に厳しく指摘し合い、時に励まし合い、この作品は作り上げられた。
この作品を通して後輩たちに残せたものは何だろうか。何を残したいということは特に念頭になかったが、今思うと番組作りを「楽しむ」ということを残せた気がする。制作活動では、細かい編集作業や、限られた時間内での撮影、寒空の中での取材など肉体的にも精神的にも追い込まれることが多々ある。その中で、一番忘れがちなのが、そのような辛い状況も「楽しむ」ということ。制作者が楽しんでいなければ、絶対に面白い番組は作れないし、もちろん視聴者にも伝えられない。これは自分が三年間のゼミ生活で学んだことである。他の仲間たちも同じだったのか、辛い日々の中でも常に笑顔は絶えなかった。
私たちが編集作業に没頭している間も、もう横では後輩たちが四月、五月の制作日程を話し合っていた。自分がもうそこにはいないことを寂しく思うと同時に、本当に最後の番組なのだと、さらに作業に熱がこもった。
番組の最後に流れるエンドロールで、私たち卒業生の名前が流れる。たった数秒の間ではあるが、そこにはこれまでの辛かったことや、みんなと一緒に乗り越えてきたこと、三年間の全ての思いが凝縮されている。何年かして、この番組をもう一度見たときに私は何を思うだろうか。
そのときがどのような状況か分からないが、この作品がきっと自分の糧になることは間違いないと思う。
今私は、多摩探検隊、そしてこのゼミを卒業していく。ずっとそばで見守ってくださったゼミの先生、ここで出会った全ての人たち、そして遠くからいつも応援してくれた両親に感謝したい。本当にありがとうございました。

投稿者 webmaster : 2008年03月02日 00:00|

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