2年間の集大成(2006年03月01日)

Yumika Kozuka小塚 悠美加 (コヅカ ユミカ)
文学部社会学科社会情報学コース
第23回番組プロデューサー


納品用テープのラベルを書き終えたとき、「多摩探検隊」と共に過ごした2年間が終わりを告げた。

昨年10月、「多摩探検隊」を立ち上げた時のメンバーである4年生12人全員で3月放送分を制作することとなった。そして2年間、多摩にある魅力を捜し求めた私たちが最後に選んだテーマは多摩地区の象徴のひとつである「多摩ニュータウン」であった。それは最後を飾るふさわしい大きなテーマであった。
しかし全員がひとつの番組に参加するということは、言葉ほど容易いことではない。お互いのスケジュールを合わせながら会議を開き、ようやく本格的に番組制作を始められたのは12月も終わりになってからであった。それでも普段の番組制作であれば、まだまだ余裕のある日程であった。しかし全員で役割を分担していたこと、4年生として恥かしいものはできないということ、最後だからいいものを作りたいという思いにより、3月放送分が番組の形になったのは納品の4日前であった。そして満を持して最終チェックに臨んだ。
その結果は、「すべてやりなおし」。残り4日で全てを作り直すこととなった。そしてそこからが、本当の番組制作の始まりとなった。ひとつの部屋にみんなが集まり、すべての作業を同時進行で行った。ある人はVTRを編集し、別の人はナレーションを、また別の人はスタジオ撮影を行った。意見をぶつけ合ったり、助け合ったり、励まし合ったりしながら番組の完成を目指した。時間を忘れ、食事をとることも忘れていた。焦りもあるし、辛いはずであった。特に私は今回、番組プロデューサーを務め、番組の全責任を負わなければならない立場であった。しかし、私は不思議と楽しかった。「多摩探検隊」に費やす最後の時間をみんなと共にいれたこと、昔のようにみんながひとつのものを目指して必死になれたこと、そしてなによりも「いいものができる」という自信が私を支えていた。

納品日の夜、何度目かのチェックを受け、「よし」という言葉をいただいた。うれしい言葉であるはずなのに、なんだかさびしく感じた。「多摩探検隊」、そして「仲間」と過ごす時間が終わりを告げたような気がした。2年間を凝縮したようなこの数日間が、走馬灯のように頭の中をよぎり、こらからはそれぞれの道を歩むということを改めて感じた。

最後に過ごした数日はこれからの私たちにとって支えとなる思い出になったに違いない。

投稿者 webmaster : 2006年03月01日 22:15|

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