「調布市民放送局」で市民の可能性を発見(2005年06月13日)

Ryoukichi Arai荒井 亮吉 (アライ リョウキチ)
総合政策学部国際政策文化学科
「調布市民放送局」TA

人間って面白い。最近私はつくづくそう思う。

今年の六月、私は、調布市の市民放送局立ち上げのサポートとして、映像制作のTA(Teaching Assistantの略)をした。調布市民放送局とは、調布市の市民の方々が、自らの手で番組を制作し、それをCATVで放送しようというプロジェクトだ。普段、私は多摩探検隊として、多摩にある魅力を探し、自分自身で映像制作をしているが、その日はあくまで映像制作を教える立場という事になる。教える相手は全員人生の先輩方。ゼミ内で後輩に教えるのとは、わけが違う。しかも、今回制作する映像のでき次第で、この調布市民放送局というプロジェクトの行く末が左右される可能性がある。そんな、様々なプレッシャーと戦いながら、今回の映像講習会に望んだ。

調布市民放送局正直に言うと、自分の両親よりも年上の人が、重い器材を運びながら撮影を行い、今までほとんど触ったことのない、パソコンの編集ソフトを使う。そんな事ができるのだろうか?と思っていた。しかし、その考えは撮影を初めて5分とたたないうちに、杞憂におわった。今回の映像講習会に参加した人たちは、私たちより元気でバイタリティに満ちあふれていた。そもそも、映像を制作する時、自分が撮りたいと思うものがない時は力が出ない。逆に、自分が撮りたい映像であれば、疲れなどほとんど感じず撮影を続ける事ができる。今回の講習会に参加した方々は、皆が後者だったのだ。

一日で撮影から編集、上映会を行うという、ハードなスケジュールだったが、どうにかそのスケジュールをこなす事ができた。上映会、自分達の作った作品を見る。市民の人々の笑い声がやむことが無かった。これこそ、TAをするときの醍醐味だ。上映会終了後は、今までと立場が逆転。人生の先輩達から、貴重なお話を聞くことができた。作られた作品を見たり、本人とお話をしてみると、一人の一人の様々な面が見えてくるような気がした。

調布市民放送局今まで私は、子供達や同年代の学生と供に映像制作を行った事はあったが、自分の両親ほど、年の離れた人と映像制作をしたのは初めての経験だった。今回作られた作品は、計三本あったのだが、3作品とも、まったく違う味わいを持っていて、どの作品も作った人々の個性が垣間見えた。人は様々な顔をもつ。取材を通しても感じる事だが、今回、映像制作の仕方を教えるという経験からも、強くそう感じた。そして、市民の人々の持つパワーも改めて感じる事ができた。

人間って面白い。市民の人々の笑顔を見ながら、私は心からそう思った。

投稿者 webmaster : 2005年06月13日 15:00|

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