5つの難関を乗り越えた喜び(2005年06月01日)

林 沙耶香 (ハヤシ サヤカ)
文学部社会学科 
第14回「~昔懐かしい飴細工~高尾山の師匠をリポート!」ディレクター

「昔懐かしい飴細工~高尾山の師匠をリポート!」は初めて私がディレクターを担当した作品である。ディレクター未経験の私が番組の1コーナーを作り上げられるのか、不安で仕方がなかった。

私はある日インターネットで多摩に関する事柄を必死に探していたが、なかなかしっくりくるものが見つからなかった。粘って色々検索してみた結果、飴細工の師匠のHPに出会えたのである。早速勇気を出して電話をかけてみた。プルプルプル・・・。私は学生だし断られるに決まっていると思っていた。しかしなんと取材の許可をいただくことができたのだ。電話を切った瞬間、私は思わず嬉し涙を流した。第1関門突破!いや、これからが本番である。場所は高尾山に決定した。私はある日の4限後現場へ下見に行った。高尾山に到着した時はすでに日も落ちて真っ暗。お店もすでに閉まっており閑散としていた。しかし雰囲気はしっかりつかめた。第2関門突破!あとは本番までに構成を立てなければならない。今回はリポーターが飴細工の師匠にインタビューする形式にし、私がこちらも兼ねることにした。カンニングペーパーも用意し本番を迎えるのみとなった。第3関門突破!

飴細工取材本番当日。午前中にAD(アシスタントディレクター)と待ち合わせをし、構成表を渡した。そこには一連の流れと最低限撮ってほしい絵の項目が書かれている。ADに内容を把握してもらった。午後一番で師匠と対面し撮影に入った。撮影項目の中にリポーターが飴細工に挑戦するコーナーを設けたのだが、今回は一番簡単といわれる小鳥にチャレンジした。ぶっつけ本番でやったのだが、思ったよりも飴を小鳥の形に細工するのは難しく、思うように作れない。何度もやり直しているうちに形にはなってきた。しかし、その時事件は起こったのだ。鶏冠を作るために切れ込みを入れた瞬間、なんと小鳥の首が飛んでしまったのだ。あまりにも強烈なアクシデントに私は思わず口をぽかんと開けてしまった。再度チャレンジした。何度目の正直かでやっと小鳥を完成させることができた。また、飴細工を買いに来た子供連れのお客様にインタビューすることもできた。全ての撮影が終了した時にはすでに夕方になっていた。大きな第4関門を突破した。

そしてこれから編集が待ち受けている。はじめにストーリー順に画像を並べてみた。首が飛んだアクシデントはコメディー的なものになっていたので、使うことにした。しかし映像だけでは説得力に欠けていた。そこで音楽を入れてみた。適当に入れるのではなくその場面にあった音楽を真剣に選んだ。音楽にはかなり力を入れたつもりだ。するとどんどん楽しい映像になってきた。私は音楽による錯覚に感激した。そして最終的に先生からご指摘をいただき、その部分を直し、ようやく完成した。最後の関門、第5関門を突破した。

私は正直、完成するまでの間何度も途中で投げ出そうとした。しかしここで放棄したら負けだと思い、最後まで責任を持った。そして私でもできるのだという自信と共に達成感を得られた。これは私にとってとても大きな経験だった。

投稿者 webmaster : 2005年06月01日 12:00|

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