「子ども放送局」と私の成長期(2004年12月03日)

八井 麻由美 (ヤツイ マユミ)
法学部政治学科
「子ども放送局」担当プロデューサー

私は、今『子ども放送局』というプロジェクトを運営している。私は、この1年間で2回の『子ども放送局』を経験した。1回目は、昭島市の子ども達とともに地域のお祭りを2日間に渡って取材した。2回目は、名古屋にある河合塾の英才教育スクールであるドルトンスクールの子ども達とワークショップを行なった。

1回目の『子ども放送局』は、自分自身で精一杯だった。今思えば、自分が何をしたらいいのかさえ理解できていなかった。そんな中で、1日目に撮った映像を元に編集を行い、翌日、お祭り会場のホールで上映会をした。はっきり言って、その上映会はつらかった。あまりのできの悪さに見るのも恥ずかしく、たった3分もないVTRなのに最後まで見ることが出来なかった。上映後、ホールにいた人たちからまばらな拍手をもらった。そのことが返って、私を悔しい思いでいっぱいにさせた。

そして、私にとって2回目の『子ども放送局』であるドルトンスクールでも同様に、撮影日の翌日に上映会を行うことが予定されていた。上映会と聞いて、前回のことが頭をよぎった。更に、今回は前回と違って、自分一人で3人の女の子のグループを担当することになり、ますます不安も感じた。けれども、二度とあんな思いはしたくない、という気持ちの方が強かった。そして、当日、前回学んだことが気持ちだけでなく、自然と行動にも表れていた。撮影や編集作業にはもちろんのこと、子ども達との接し方においても自分の中で変化が起きていた。たった一度の失敗でここまで変わるとは、自分でも驚いた。

上映会でも、8分30秒のVTRも目をそらすことなく見ることが出来た。上映が終わった後にもらった拍手は素直に嬉しかった。帰り際に私が担当したグループの女の子が、笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれた。その一言が寝ずに編集作業をした苦労も忘れさせてくれた。

『子ども放送局』は『多摩探検隊』と比べても、始まったばかりのプロジェクトだ。私は『子ども放送局』を通じて、たくさんのことを学び、日々成長を感じている。このプロジェクトに関わるまでは、接することのできなった人たちとも接する機会をもらった。特に子ども達から学ぶことは多く、TA(Teaching Assistant)として参加している私の方が、逆に多くを教えられている。だから、私はこれからも『子ども放送局』を通じて、子ども達と一緒に成長していきたいと思う。

投稿者 webmaster : 2004年12月03日 00:00|

コメント

コメントしてください




保存しますか?