多摩探検隊、稚内へ行く(2004年09月02日)

豊田 直樹 (トヨダ ナオキ)
商学部商業・貿易学科
「多摩探検隊」第5回番組プロデューサー

この夏、私たち多摩探検隊の4人は、日本の最北端の地・稚内に降りたった。この街にある稚内北星大学で行われる6日間の映像制作講座のTA(Teaching Assistant)をするためだ。
この合宿は、3本の作品を企画から完パケまでするという過酷なものだ。普段、私たちが1つの作品を完パケさせるために約1ヶ月間もかかることがあることを知っていただければ、いかに大変なことをしようとしているのかを想像していただけるでしょう。実は、私たちがこの講座の内容を知ったのは3日前。TAやると決めたからには、もう逃げ出すことはできなかった。

不安とプレッシャーのなかで始まった映像講座。天気は快晴。1チーム3、4人の学生とTAで企画・撮影・編集を進めていく。初日はミュージッククリップ作り。これで基礎となるカメラの使い方やアングル、カット割りを学ぶ。2、3日目はアフターエフェクトという合成ソフトを使っての作品づくり。構成の重要性を学んでゆく。合成映像を作るとき、しっかりとした構成を考えておかなければ、途中で大混乱が起きてしまうのである。

例年、この時期の稚内は快晴の日が続くらしいのだが今年は違った。台風が近づいてきていたのである。その影響でだんだんと天候が悪くなり、3日目にはついにやってきた。普段でも強い風の吹く稚内にさらに強い暴風雨が吹き荒れた。その影響で、時折部屋の明かり消えそうになる。今までの作業が停電によって消えてしまうのではないかとひやひやしながら編集を進めた。

4日目から3日間をかけての企画作品づくりとなる。3日目までの作品はこの企画作品をつくるための練習であり、ここからが本番で、もっとも力を入れるところなのである。期限は2日後の18時、その日に上映会が行われることになっておりその時間までには完成させなくてはならない。

私がTAをした班ではドキュメンタリーを制作することになった。題材に選んだのは地元の人に愛される小さなチーズ屋さん。早速、電話でアポをとり制作を始めた。店の風景、店主のインタビュー、チーズのできる過程、牧場も取材させていただいた。すべてが目新しいことで、撮影も順調に進んでいた。
ところが撮影に多くの時間をかけたために、テープの本数は増え、編集する時間が少なくなってしまった。構成が決まっていればそれに合う映像をつなげばよいだが、最初に考えていた構成があまりにも漠然としすぎており、チーム内で様々な考えが生まれ、ついには衝突してしまった。みんなが真剣に制作に取り組んだ結果ではないかと思う。

それでも時間のない中で議論を重ね、予定の時刻には間に合わすことができなかったのだが、ついに完成させることができた。そして上映会で、作品を見たとき思い出と完成させた喜びがこみ上げてきた。この過酷な6日間、楽しいことばかりではなったが、学生同士で交流することができ大変刺激になったと思う。

この講座を通して映像制作の楽しさを知り、またいつか一緒に制作することができたらうれしい。彼らに負けないようにこれからも映像制作に励んでいこう。

投稿者 webmaster : 2004年09月02日 12:08|

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