「クロマキー」技術を使ったスタジオ演出(2004年06月03日)

廣田 衣里子 (ヒロタ エリコ)
法学部政治学科
「多摩探検隊」第2回番組プロデューサー


第2回の「多摩探検隊」で今回新たに挑戦したのは、スタジオにブルーバックを使ってクロマキー合成の特殊撮影を行ったことだ。これはテレビでもよく天気予報やニュース番組等で使われている手法である。まず背景の画像をあらかじめ用意する。私は背景に多摩に住む人にとって身近な、多摩を象徴するような風景の画を使おうと決めていた。多摩といえば多摩川だと考え、日曜にカメラを担いで多摩川に向かった。初夏の炎天下で4時間、多摩川河川敷を歩き回って撮影を行い、日焼けと軽い脱水症状に見舞われながら、無事背景の撮影は終了した。

次に2号館のスタジオを借りてブルーバックを使い、キャスターを撮影、その後背景画像とキャスターの画をクロマキーという特殊技術で合成する。クロマキー合成は、私にとっては初の試みだったので、うまくいかなかった所がたくさんあった。光を当てすぎてキャスターのピンク色の服が白くなったり、光の当て方が弱く、青色と一緒に髪の毛の黒も消えてしまったり、プロでは絶対にしないミスをたくさん起こした。

編集時に補修し、納品は何とか放送に間に合ったが、10分番組を1本作ることは、私たち素人の学生にとってはとても大変なことだった。番組Pとして1回分の放送を取り仕切るには、技術・構成能力とともに度胸と責任感がなくてはならない。どんな時に問題が起こってもそれに対処しなければならないし、納品の期限に遅れてはならない。どんな甘えも許されない。

私がこの「多摩探検隊」で学んだことは、撮影・編集の技術だけではない。私は第2回の番組Pをやって、自分の仕事を全うし、発展的に次につなげることの難しさを学んだ。しかしその難しさは、達成された時に喜びに変わる。私が感じた感動をこれから制作する側、視聴する側に伝わるようなものを作りたい。その現場で学ぶことは今後更に増えていくだろう。多摩探検隊のこれからが楽しみで仕方がない。

投稿者 webmaster : 2004年06月03日 11:46|

コメント

コメントしてください




保存しますか?